ペットの健康と本能を引き出す、新しい餌用昆虫
トノサマバッタ(Locusta migratoria)は、ユーラシア・アフリカ・オーストラリアなど広範囲に分布する大型バッタで、日本でも広く見られます。
海外ではその栄養価の高さから、食用昆虫やペット・爬虫類用の餌として注目され始めています
エサとしてはとても優れたバッタですが、イネ科植物をエサとするトノサマバッタは養殖が難しいため、日本では今までショップで販売されることはありませんでした。
トノサマバッタは野生の昼行性爬虫類が本来食べている“自然の餌”です。
現在流通している餌用昆虫(コオロギ・デュビア・ミルワームなど)は夜行性かつ雑食性。
一方、トノサマバッタは昼行性・草食性という、他の餌昆虫にはない特徴を持っています。これは、自然下でバッタを主に捕食している昼行性爬虫類の本来の食事に非常に近いため、食欲促進、自然な行動の維持にもつながります。
※他の餌用昆虫よりも優位であるということではありません。選択肢の一つとしてご検討ください
- 高タンパク・低脂肪・高カルシウム
成長・健康維持に理想的な栄養バランス。必須アミノ酸のバランスも良好。 - 草食性で安全:ペットを噛んだり攻撃したりせず、安心して与えられる。
- 臭わない・鳴かない
鳴き声も極めて小さい。 - 潜らない・隠れない:光に向かって行動するため、潜らず隠れず、ペットがすぐに見つけて食べられる。
- 高い嗜好性と動きの良さ:動きが活発でペットの食欲を刺激。拒食時にもおすすめ。
- 世界的な実績:世界各国の研究機関で使用され、欧州の爬虫類ショップではコオロギと並んで一般的に販売。
- 餌用昆虫の多くが外来種である中、数少ない在来種
- アメリカ大陸を除くすべての大陸に生息。多くの捕食者が太古から捕食してきた昆虫、食いつきが非常に良い
- 見た目もかわいい:観賞用としても楽しめる。
本種には他の餌昆虫にはない魅力があります。 プレミアムな餌用昆虫としての品質と価値を追求し、 ひとつひとつの命に丁寧に向き合っています。
「違いがわかる人には、きっと伝わるはず。」
私たちはそう信じて、トノサマバッタをお届けしています。
室内飼育・清潔な環境で管理しており、鮮度の高いイネ科発芽若葉を主体に飼育されています。
☆野生のトノサマバッタは寄生虫が確認されています。ペットには与えないでください。
カメレオン: 動くバッタに非常に高反応。視覚型捕食者との相性が抜群。
フトアゴヒゲトカゲ: 野生では主にバッタを捕食しており、食いつきが非常に良い。
レオパードゲッコウ(ヒョウモントカゲモドキ): 夜行性でも、活発に動くバッタには高い反応を示す。
グリーンイグアナ: 草食傾向が強いが、若齢期は昆虫も捕食。特に動きのある餌に反応しやすい。
その他の食虫生物: 昆虫を捕食する動物であれば幅広くおすすめ。
🟩 【成虫の特徴】
本種(トノサマバッタ)は、フタホシコオロギLサイズよりもさらに大きく、
成虫は50〜70mmと一般的なコオロギの約3倍の体長を持ちます。
さらに質量では4〜6倍のボリュームがあり、
「1匹でコオロギ数匹分」 の満足感を与えられる大型生餌です。
🟩 【若齢サイズ(幼虫)の特徴】
若齢個体は、
- 体が柔らかく消化しやすい
- 脚や頭部が硬くないため、小型個体・幼体でも安全に食べられる
このため、
ベビー〜ヤングのカメレオン、フトアゴ、レオパ、スキンク、ツノガエルなどに最適な主食サイズとして利用されています。
🟩【嗜好性・適性の高さ】
バッタはサイズが大きく、栄養価・嗜好性に優れているだけでなく、特に樹上性・昼行性の爬虫類との相性が良いことが特徴です。
野生では、地上性のコオロギよりもバッタを多く捕食していると考えられておりコオロギをあまり好まないカメレオンやトカゲでも食いつきが良い傾向があります。
飼育方法について
(一時飼育)
トノサマバッタは飼育も比較的簡単で、以下のような環境で元気に生きられます:
一時的な飼育に使える餌
- 「ふすま」を使用可能。コストも安く、管理が容易です
- :イネ科植物・小麦ふすま、キャベツ・にんじん等の野菜でも飼育可能です。
👉 長期飼育・累代飼育には「乾牧草ハーブミックス」と「補助飼料」の購入をおすすめしています。
養殖方法の確立
これまで、イネ科植物を主食とするトノサマバッタは飼育が難しく、市場での流通はほとんどありませんでした。
当店ではの試行錯誤と累代飼育を通じて、安定的かつ経済的な飼育方法を確立しました。
これにより、年間を通じた安定供給が可能となり、販売を開始する運びとなりました。
高い栄養価と優れた嗜好性を持つ理想的な餌昆虫として、多くの動物に安心してご利用いただけます。